丸小麦から粉を挽き、寺田本家の酒粕で酒粕クラッカーを作ってみた

酒粕を使ったレシピ


フードプロセッサーで小麦粉を挽いてみる

小麦粉の酸化が気になるので、粉物は購入したら必ず冷蔵保存しています。夏場など、キッチンの温度が高いと、食品にダニなどがわいてしまうことがあるので、粉物の冷蔵保存はやはり必須かなと思います。

丸小麦を使う直前に挽くことができれば、小麦粉も新鮮でお菓子もおいしくなると思い、今回は、丸小麦を挽いて酒粕クラッカーを作ることにしました。
使った丸小麦は、醤油麹作りの時に使った丸小麦のあまりものです。

余った丸小麦を山本電気のフードプロセッサーで粉にしていきます。


スピード7で数分回してもまだ完全には粉状にならないので、モーターが冷めたころに再度数分間回します。
(実際には、山本電気のフードプロセッサーは液体ではなく、固形の食品であれば20分間連続で回しても問題ないようです。)

写真で見てもわかるように、小麦が粉になった方はフードプロセッサーのワークボウル下の方にたまり、粗挽きになった小麦の粒は上の方に残っています。5分以上回しても小麦のつぶつぶが残っていて、フードプロセッサーだけで丸小麦を粉にするにはかなり時間がかかりそうな様子です。

寺田本家の酒粕「醍醐のしずく」を使用

寺田本家で酒粕を買うと酒粕レシピがついてきたので、そのレシピをアレンジして作ってみました。

今回使用したものはこちら。

材料

  • 丸小麦∙∙∙100g
  • 酒粕 「醍醐のしずく」(寺田本家)∙∙∙40g
  • 菜種油∙∙∙20g
  • 塩麹∙∙∙小さじ1強
  • 水∙∙∙20-30ml

寺田本家のレシピよりも、酒粕を多めに入れてみました。

水以外の材料をボウルに入れて、材料がそぼろ状になるまで均一になるように手で混ぜます。
酒粕の塊を崩すようにして、オイルと塩分が混ざり合うように混ぜます。

均一になったら、水を加えながら、生地を捏ねすぎないようにまとめていきます。水分量は生地の状態を見ながら調節します。

まとまった生地を、麺棒で3、4mmの薄さに伸ばしていきます。

全粒粉の粗挽き小麦を使ったので、少し厚めに伸ばした。ぼろぼろ感が強いので、あまり薄くすると崩れてしまうので注意してください。
(寺田本家のレシピでは、本当は2mmの薄さに伸ばすようにとありましたが、今回のこのレシピでは2mm以上より厚みのあるクラッカーです。)

160度で25分、オーブンの上段で焼きます。
食べてみて、カリッとした感触があれば出来上がりです。

焼きが甘いと、カリッではなく、ふにゃっとしています。あまり焼きすぎると、黒くなり、硬くなりすぎます。

今回は全粒粉を使ったせいか、精製小麦で作った時よりもカリッと感が多い気がします。

塩麹を使ったので、うっすら塩味の中に旨味もあり、プチプチ感触の小麦を噛み続けると、じんわりと甘みが出てきます。
精製小麦とは違い、全粒粉なので腹持ちも良くて、食べても胃もたれもしませんでした。

家で挽いた粗挽きの全粒小麦で作った酒粕クラッカーは栄養価も高く、プチプチとしたレアな食感が美味しくて、午後のおやつにもぴったりの一品となりました。