生カカオを使って、念願のカカオ味噌を作ってみることにしました。
カカオの入手先は、京都に店舗を構えるチョコレート専門店Dari K。
同社は、カカオの産地としては珍しいインドネシアで、生産者にカカオ豆の発酵技術を指導することで、高品質なカカオ豆の生産を実現し、それを原料としたチョコレートを世に送り出すことに成功しました。
(※現在はカカオ豆のみの販売は行っていないようです。)
大豆とカカオでは成分が違いますが、果たしてうまく味噌になるのでしょうか?
材料:出来上がり 約800g
- 生カカオ ホール 180g※
- 生の米麹 360g
- 塩 103g
必要な道具:
- 大きめの鍋(圧力鍋があるとよい)
- フードプロセッサー
- ボウル
- 食品用のプラスティック製の保存袋(ジプロックなどのフリーザーバッグ)
- ヘラ
- 料理用の使い捨て手袋
レシピの中で使用したフードプロセッサー:
カカオを滑らかなペーストにするには、このタイプのフードプロセッサーがおすすめ。
duration Dari Kの生カカオ(ホール)を使用。 準備
12-24 hours
封をあけると、生カカオはチョコレートの香りに加え、とても酸っぱい香りがする。
生カカオを一度、さっと水洗いしてから、一晩、浸水させる。

duration 翌日の様子。 圧力鍋にカカオを入れ、約3時間煮る。 今回、生カカオを購入したDari Kに問い合わせたところ、味噌を作る場合は、生カカオを半日から1日ほど水に浸けておくのが良いとのこと。 圧力鍋を使わない場合は、目安として8時間ほど煮る必要があるそうだが、大豆を茹でる場合と同様に、圧力鍋を使えば短時間で調理できるため、使用をおすすめする。 煮ている間、カカオ特有の酸味を含んだ香りが部屋中に広がる。 3〜4時間圧力鍋で煮ると煮汁がかなり減るため、カカオの7倍程度の水を加えて煮るのがよい。 煮汁がなくなって空焚きにならないよう、注意が必要。
カカオ豆を圧力鍋で煮る
about 3 hours
大豆のようにホールカカオが水を吸ってふくらんだ様子は見られないものの、カカオの皮は少し柔らかくなっている。
アクが出てくる様子はなかったため、水が煮立ったらそのまま蓋をして圧をかけた状態で煮続けた。
また、1時間ごとに鍋の圧を抜いて蓋を開け、煮汁の量が減りすぎていないか確認する。
4時間弱、圧力鍋で煮た後のカカオ。
鍋で煮ると、8時間ぐらいかかるらしいので、圧力鍋がおすすめ。フィスラーはパッキンや部品が摩耗しても交換部品が売っているので、かなり長い期間使えておすすめ。

煮汁からカカオ豆だけを取り出す。 指先でカカオ豆を潰すと、形が崩れるほど柔らかくなった。
煮汁は後から利用するので残しておく。

カカオ豆をペースト状にする
duration
about 30-50 min.
カカオ豆をミルサーでペースト状にする。
茹でた大豆のように柔らかくないので、ブレンダーを使うとかけらがボウルから飛び散ったりするので、蓋つきのミキサーの使用が必須。
カカオをペーストにするために私が使ったフードプロセッサーはこれ。
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ミルサーを数分間回して、しっとりしたペースト状にする。
途中、ヘラで全体が均一になるようにかき混ぜる。

なめらかなペースト状になったカカオペーストを塩切り麹と混ぜる。
カカオ豆は脂質が多いだけあって、なめらかなペースト状になると、油分でしっとりと濡れたようになってくる。
塩切り麹とよく混ぜる。カカオの油分と水分でしっとりとした塊になる。
チョコレートの香ばしい香りがする。

発酵・熟成させる
duration
about 3-6 months
ジップロックタイプの保存袋に入れて、数ヶ月発酵させる。
今回は、3月〜7月頃まで常温で発酵させておき、真夏が来るまで放置しておくとカビやすいので、冷蔵保存に切り替えた。

出来上がり!
やはり油分が多いせいか、とてもしっとりしている。
味噌汁にして食べてみると、味は大豆でできた味噌にとても近い。
味は味噌なのに、チョコレートの香りがする。
ダークな汁の色合いを見ると明らかに大豆の味噌汁ではないことがわかってしまうけれど、目と鼻を利かせずに食べれば、かなり大豆の味噌汁の味に近くなる。
十分に発酵期間をとったはずだけれど、大豆成分の味噌と比べると、塩味が少しきつめに感じられる気がするのは、もしかすると味噌の旨味にもつながるタンパク質含有量が大豆よりカカオの方が少ないからかもしれない。













